No.57今を生きたい

長年歯科医師をやっていると、いろんな患者さんとの出会いがあります。

岸本歯科は歯を削ることはあまりしないようにしています。
審美目的のみで前歯を削ることはできるだけ行わないようにしています。

削らなかった場合とくらべ、明らかに将来、歯を失う可能性が高くなるからです。
どうしても希望された場合、歯を削るリスクを説明してから行っています。

芸能人が仕事のため、そのような審美処置を受けるのは致し方ないように思いますが、それ以外では本人の強い希望が重要です。
かつて、若い女性の患者さんが来院され、歯の神経を取ってまでの審美処置を希望されたことがありました。
審美処置をおこなったがゆえの歯を失うリスクを説明し、なるべく思いとどまるように説得しましたが、結論は「今を生きたい」でした。

数年後、岸本歯科に来院されたとき、就職もし、結婚もし、お子様も授かったとのことでした。
審美目的で歯を削ることはなるべくしないようにしています。
しかし、それぞれの人生を考えたとき、時には歯を削ることも幸せにつながることがあると気づかされた患者さんです。

(2018年7月12日)

関連記事

  1. No.44インプラント治療の考え方の変遷
  2. No.88院長もAQBインプラントをいれてます
  3. No.48いつ歯をみがいたらいいのだろう
  4. インプラント治療概論 No.36安易なフラップレス手術は行ってはならない
  5. インプラント治療概論 No.34これからはワンピースインプラントの時代
  6. インプラント治療概論 No.22どうして骨移植をしないソケットリフト法を行うのか?
  7. No.97治療だけではなく、新宿御苑の散策や伊勢丹で買い物も楽し…
  8. インプラント治療概論 インプラント治療Q&A院長の考え・参考文献No.3当院のメインテ…
PAGE TOP