インプラント症例集2-1 奥歯と上顎前歯部の骨造成無しでのインプラント治療

インプラント症例集2-1 奥歯と上顎前歯部の骨造成無しでのインプラント治療

岸本歯科医院で行ったインプラント治療です。ご参考になさってください。

インプラント症例集2-1 奥歯と上顎前歯部の骨造成無しでのインプラント治療

 岸本歯科医院で行ったインプラント治療です。


実際に行なった症例について紹介してみます。
パントモレントゲン(下記写真1)で左右の上奥歯の骨が足りなくて、インプラント治療が困難であることがわかります。

左右骨不足パノラマ写真

パントモレントゲン(写真1)
左右の上奥歯の骨が足りなくて、インプラント治療が困難であることがわかります。

一般的には、人工骨を使用したり骨移植を行なって骨造成をしてからインプラント埋入をします。
骨移植をするために、他の部位にメスを入れて骨を取ってくるのです。
今回はそのような侵襲が大きいことはしませんでした。
骨移植をしないソケットリフト法を採用しました。
使用したインプラントは日本製のハイドロキシアパタイトコーティングインプラントです。
噛めるようになるまでの期間は3~4カ月でした。パントモレントゲン(下記写真2)

短期間インプラント写真

パントモレントゲン(写真2)
インプラント治療後、噛めるようになるまでの期間は3~4カ月でした。


CTでも骨が再生されたことがわかります。(CT写真1、2)

下記のCT写真でも確認できますが、(CT写真1,CT写真2)きちんと骨が再生されたことが確認されます。

骨再生インプラント写真

(CT写真1)きちんと骨が再生されたことが確認されます。

骨再生写真2

(CT写真2)きちんと骨が再生されたことが確認されます。


骨吸収を起こしている(CT写真3)(CT写真4)

この患者さんは上前歯にも問題がありました。
下記のCT写真3を見ると、問題を起こしている前歯のまわりの骨が吸収しています(CT写真3)

骨吸収写真3

(CT写真3)問題を起こしている前歯のまわりの骨(特に唇側)が吸収しているのがわかります。

特に唇側の骨がなくなっています。
隣の欠損部分は骨が狭くてインプラントを埋入するのが厳しいです(CT写真4)

欠損部分写真

(CT写真4)隣の欠損部分は骨が狭くてインプラントを埋入するのが厳しいです。

こういうケースの場合、一般的には骨移植をして、骨の幅を太くしてからインプラント埋入をします。
しかし、骨を取るためには他の部位にメスを入れなければなりません。
今回は骨移植をしないで、リッジエクスパンジョン法という術式を用いて、先端が尖った器具を使ってインプラントを埋入する穴を少しずつ大きくする方法で埋入しました。
骨移植や人工骨は使用しませんでした。
噛めるようになるまで3カ月です(パントモ写真3、デンタル写真1)

リッジエクスパンジョン法写真


(パントモ写真3)今回は骨移植をしないで、リッジエクスパンジョン法という術式を用いて、先端が尖った器具を使ってインプラントを埋入する穴を少しずつ大きくする方法で埋入しました。

使用したインプラントは日本製のハイドロキシアパタイトコーティングインプラントです。

HAインプラント埋入後写真

(デンタル写真1)使用したインプラントは日本製のハイドロキシアパタイトコーティングインプラントで骨移植や人工骨は使用しませんでした。

このように、骨移植をしないで、ハイドロキシアパタイトコーティングインプラントを使用することで侵襲性が大きい骨造成や骨移植などの処置を回避することができます。
もちろん治療期間も短いです。
当然痛みも少ないです。
無駄な費用も抑えられます。

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