No.65たばことインプラント

たばことインプラント

結論から言うと、たばこは歯科インプラントにとっていいことは何もありません。
岸本歯科医院での治療成績は100%ではありません。
残念ながらインプラントが顎の骨に生着しなかったり、数年で脱落することもあります。
もちろんそう頻繁に起こることではありません。
インプラントが脱落するケースのほとんどがたばこを吸う患者さんです。
なぜたばこを吸うとインプラントの治療成績がわるくなるかは、はっきりとはわかっていません。
歯肉の血流が悪くなるから、傷の治りが悪いから、免疫力が低下するからだろうといわれています。理由ははっきりとしなくても、治療成績が悪くなることに反対意見を述べる歯科医師はおそらくいないだろうと思います。

岸本歯科医院では、たばこを吸う患者さんには、必ずインプラント治療に対するたばこのリスクを説明しています。
患者さんが納得の上で、インプラント治療を開始しています。

タバコを吸う患者さんの治療経過ですが、メスで歯肉を切ってインプラントを入れていきます。
その歯肉どうしの接着が遅れたり、歯肉の下にある骨の一部分が死んで壊死してしまう場合もあります。
もちろん、インプラント周囲炎が発生することもあります。

現在まで、インプラント治療のため、禁煙してもらえたのはたった一人だけです。
そのかたも、インプラントの治療終了後はたばこを吸うようになりました。

残念ですが、これが現実です。訴訟社会のアメリカ合衆国では、たばこを吸う患者さんにはインプラント治療をおこなわないのが普通であると聞いたことがあります。
訴訟リスクを減らすためだと思います。
電子たばこをいいのではとよく質問されます。
答えは普通のたばこと同様にリスクがあると説明しています。
やはり禁煙していただくのが一番です。

(2018年11月6日)

 

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