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インプラント治療Q&A院長の考え・参考文献No.1院長は只今ハイドロキシアパタイトコーティングインプラントに夢中!?
現在多く使用されているインプラントは大きく分けると、
チタン系と、
チタンの表面にハイドロキシアパタイト(HA)をコーティングした
HA系
の二つになります。
「HA系はチタン系に比べ骨と早期に結合する。」
これは多くの研究者が認めていることです。
その一方、「HAコーティング層がチタンから剥がれて問題を起こす。」と主張するインプラントロジストも多く存在します。
そのことが問題となって消えていったインプラントがこれまでにあったことも事実です。
では岸本歯科医院で使っているAQBインプラントはどうでしょうか。
AQBインプラントを批判する先生たちは、AQBインプラントには長期間のデータがまだない、ということを指摘します。
私の知る限りでは、日本口腔インプラント学会やアメリカ、ヨーロッパ等の世界的学会においても、AQBインプラントの長期予後についての報告例はありません。
しかし、十数年前にAQBインプラントの治験をした三井記念病院などの例をみると、その結果はすばらしいものでした。
それが岸本歯科医院でAQBインプラントを採用するきっかけのひとつになりました。
ですが、そうしたことも世界的権威のある学会で報告されない以上、いまだAQBがアカデミックさに欠けると言われても仕方ありません。
現在私が行っている、骨移植を行わないソケットリフト法や、骨欠損が大きい部位に骨造成を行わず抜歯後早期にインプラントに植立するという方法は、チタン系では実施が困難です。しかしHA系インプラントを使用することにより、それは可能となり、患者さんの負担も大きく軽減されると考えています。日本の誇るこのHAコーティングインプラントが、近い将来、世界中の人達に知っていただけるように、世界的権威のある学会で報告することを夢みて、日々臨床を行っています。
最近、山八歯材工業株式会社からミューワンインプラントというのが発売になりました。
AQBインプラントと同じHA系です。
開発者は2つとも同じ青木秀希博士です。
ミューワンの特徴はHA層がチタン表面から剥れにくいことだそうです。
さらに骨がインプラント周囲に出来やすいそうです。よいことだらけのように思えますが・・・。
おそらく青木秀希博士が開発したのですから、そうとうなすぐれものと思います。
岸本歯科医院でも採用します。
AQBインプラントには歴史があります。しばらくは情報を得ながら、両インプラントを使い分けることにします。(2009-5-20)
当院は体に負担の少ない骨造成や骨移植を行わないインプラント治療を心掛けております。新宿御苑のすぐそばで土日も診療。
これから治療をお考えの方。
どの歯科で治療を行うかお考えの方。
ご相談は院長のDr.岸本が直接ご返信します。