No.82歯間ブラシの勧め―歯ブラシでは隣接面の虫歯は防げないー

歯間ブラシの勧め―歯ブラシでは隣接面の虫歯は防げないー

 

隣接面の虫歯とは、隣り合う歯と歯の間にできる虫歯です。

実はこの隣接面に虫歯は多発します。

レントゲンにもはっきり写らないことも多く、厄介です。

この隣接面部の歯磨きは難しく、普通の歯ブラシだけでは60パーセントの歯垢しか取れないとも言われています。

個人的な意見では、もっと取れていないように思えます。

ではどうすればいいのか、答えは歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス、ワンタフトブラシの複数利用です。

歯磨きペーストは高濃度フッ素が入ったものを使います。

デンタルフロス、ワンタフトブラシ、高濃度フッ素歯磨きペーストについては、過去のブログに記載してあります。

No.49デンタルフロスを使おう

No.80インプラント周囲はワンタフトブラシできれいにしましょう

No.53高濃度フッ素処方―フッ素は歯を強くする

今回は歯間ブラシについてです。

ドラッグストアにいけば、いろんなタイプの歯間ブラシがうっていて、サイズも4SからLまであります。

(写真)

歯間ブラシ

歯間ブラシは4SからLまでサイズは色々あります

 

大きすぎないものを選べばいいでしょう。

使い方ですが、歯茎を傷つけないように、使う必要があります。

上の歯は、上から下に向かって歯と歯の間に入れていきます。

(写真)

歯間ブラシの動かし方

上から下に向けて動かしましょう

 

 

下の歯(下顎)は下から上に歯と歯の間に入れていきます。
(写真)

歯間ブラシ 下顎

下顎は下から上に向けて動かしましょう

 

高濃度フッ素ペーストなど使用するとさらに良いでしょう。

歯間ブラシは消耗品です。わりとすぐ折れて使えなくなります。

隣接面の虫歯は発見できないことも多く、隣の歯の治療中に発見されることもしばしばです。

厄介なのは、虫歯の進行が速いことも多く、発見されたときは神経(歯髄)まで進行していることも多いです。

かつて虫歯が洪水のようにたくさん発生していた時代、虫歯が多く発生する部位まで、削ってつめてしまうということも行われていました。予防拡大といいます。

いまではそのような言葉も消えています。

さすがに、隣接面部に予防拡大したほうがいいとまでは主張しませんが、疑わしときは早期治療でもいいかもしれません。使用する材料は、現在のところ、金のインレーがベストだと思います。

レジン充填は白くていいような気もしますが、処置が難しく、かえって虫歯を広げてしまうこともあります。

ジルコニアのインレーも現在のところあまりお勧めではありません。
適合が難しいように思います。

当院ではナイロンのTUMインレーをつかうことが多いです。適合は抜群にいいです。

(2020年9月10日)

  

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